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浅草あいどる活動日誌[さらざんまい:アイドルパロ軸オールキャラ本]


新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:とらのあな様

3月17日のHARU COMIC CITY 32(禁秘Relations 8)の合わせの新刊です。
さらざんまい3周年の時に公式で描き下ろされたアイドル衣装が由来のオールキャラでアイドルパロな本ですが、アイドル軸の楽屋ネタっぽいノリの内容です。
今更な3周年ネタですが、もう今月で放送から5周年になるんですねぇ…はやい…!

今回の本、〆切には何とか間に合ったものの本文の仕上げ諸々が中途半端だったりと色々個人的に気になってしまったミスもあり、イベント後に刷り直す事にしてイベントではオンデマンド中綴じ本にサンプル品として刷り直し前の本をお付けする形での頒布でした。

オンデマンド中綴じ本が少しだけ余ったので通販でも装丁違いセットとして扱っていたのですが、こちらの方は既に在庫切れのためお取り扱いは終了しております。
通販は刷り直した方の本にしていたので、オンデマンド中綴じ本&刷り直し前のサンプル品の本も付けてセットしたものとなると流石に3冊も同じ本はいらないのでは…と内心ちょっと勿体ない精神で出してみた感じのセットだったのですが、思いのほかすぐ在庫切れになってびっくりでした。

そんなこんなで、今回もドタバタ状態の新刊でしたが、せっかくなのでオンデマンド中綴じ本なども含めて自己満足装丁レポートをしちゃいます!

※ 撮影環境の都合で画像の解像度や色味がバラバラになっております、予めご了承下さい。

ひとまずこちらが現在取り扱っている刷り直し版の新刊と付属ノベルティ。

おまけ漫画ペーパーは3月という事で真武誕ネタにしたのでアイドル軸とは無関係の内容でした。
本とノベルティのコースターはデジタルオフセット印刷、ペーパーの方はオリンパスより濃いめのクラフト紙にレーザープリンター印刷です。

表紙はハイマッキンレーポストにホログラムPPのレインボー。柄が入っているタイプのホログラムPPではなく、傾けると虹色になる偏光系のものです。
それから角丸加工と、今回は表紙裏印刷も可能な紙だったので入れてみました。

遊び紙は前後違いのもので、前側はカラートレペ系のクロマティコ ベリーピンク、後側はクラシコトレーシングFSで全体的にサラちゃんイメージのカラー装丁にしたくて意識してみたのでした!

本文はモンテシオンにC+M二色刷り、本文カラー口絵2ページがあります。こちらもサラちゃんのイメージでシアンとマゼンタの二色刷りを混色にして紫&ピンク系で調節してます。

こちらは3月17日のイベントで新刊と一緒に配布していたノベルティセット。
左上から新刊に付属していたアイドルCD風デザインのコースター、真武誕お祝い柄のコースター、スクールタイプで4月始まりのカードカレンダーです。コースターの方は紙コースターですが、表面にニス加工が入っているのでツヤツヤしてたりします。新刊付属のコースターはCD風にしたかったので、冒頭にある画像のようなCDケースに見立てたクリア素材の袋に入れてました。

ホットケーキ柄のコースターは真武誕お祝いも兼ねた無配で、おまけ漫画ペーパーの真武誕ネタと繋がる感じに見えたらいいな…!という、今回の新刊で真武誕ネタが入れられなかった名残です。

イベント無配のカードカレンダーと真武誕コースターの方は少しだけ余りがあるので、在庫がある限り暫く皿関係のご注文があった際にBOOTH通販のおまけでお付けしようと思います…!

…で、装丁自体はまったく同じなのですが、刷り直し前と刷り直し後で実は本文のC+M二色刷りがこんな感じに変わっていたりします。水色寄りの方が刷り直し前、ピンク寄りが刷り直し後です。

このページだけだと刷り直し前の方も良い感じの二色刷りになっているので個人的にはこれはこれでアリかな?となっていたのですが、本文漫画のベタ部分だけ妙にマゼンタの色が強い彩度の紫で浮いてしまったので、このページ以外の本文漫画は全体的に水色+青紫系になっています。
結局、刷り直しする際に「もう少しサラちゃんっぽい色の紫+ピンクにできないかな?」と、表紙とのバランスも兼ねて調節して、最終的にこうなりました。
同じシアンとマゼンタの二色だけでここまで変わるのでちょっと楽しかったです!

一方こちらは中綴じオンデマンド版。
中綴じですが、せっかく印刷所で刷ってもらうのでちょっと豪華な中綴じ本にしてみたいと考えていたら、印刷所の方が色々と親切で相談に乗って頂き、特殊紙に裏刷りあり&本文色インクという形式で対応して頂きました。ありがたやー!

全体画像だとちょっと判り難くなってしまいましたが、表紙は少し変わった模様のエンボス加工が入っているエスプリVエンボスのアラレです。デジオフ版に揃えて裏刷りもあり。
基本的にエンボス加工のある紙はオンデマンドのトナーとは相性が悪く、凸凹部分に色抜けなどが発生しやすいのですが、エスプリVエンボスはオンデマ向きなのか凄く綺麗に印刷できますね!

本文はオリンパスクラフトに印刷所基本色のあずき色を使用、遊び紙は彩度が高めになった色上質紙のようなシナールスペクトラという紙のサイバーピンクです。画像より少し蛍光色寄りかも?

オンデマンドですが全体的に凄く綺麗に色味で刷って頂けて満足!
本文だけ想定よりグレースケール部分が薄めになってしまったものの、元々は二色刷りも対応可能と聞いてデジオフ版と同じデータで本文二色刷りっぽい感じにできないかな?とご相談させて頂いたら印刷所側が調節して下さり、出力見本まで下さったのですが、オンデマだと色の再現が難しいようで…オマケで用意して頂いた印刷所側の基本色のあずき色が可愛い色だったので、それにしよう!と変更した経緯もありまして…もしかしたら印刷所側でデータを調節し下ったのかも…?という感じで少し赤紫とピンクの二色刷りっぽい色になっています。

こんな感じで、オリンパスクラフトと相性が良さそうな色味になりました!
以前に発行した本「花嵐の季節に」の本文印刷に使用したオリンパスクラフトにあずき色風の混色K+M二色刷り(参考:2020/12/22の雑記 より)に少し近い感じ?なのですが、それよりも彩度が高めで明るい感じのあずき色です。

同じページをデジタルオフセット版の2つと比べるとこんな感じです。
水色っぽい方の刷り直し前だけ隣のコマのベタとセリフ部分のベタが重なって見難いかな?と思ったので、オンデマ版と刷り直し版のセリフに白枠が入っているのは修正後の仕様です。

もっと他にいいページはなかったのか…!?みたいな部分の抜粋になってしまいましたが/^o^\

こちらは中綴じオンデマンド版に付けていた両面ポストカード。同じ印刷所で刷ったものです。
中綴じ製本の関係で本文カラーの2ページを入れる装丁にはできないため、その分のページを減らして別途ポストカードにしました。アイベストという両面コート系の紙で、厚みは180kg程だったと思いますが、凄くしっかりとした硬さの厚みがある紙だと思います。

そういえば、刷り直し前のサンプル品の方にはこんな感じのラメシールを付けてました。
オンデマ版は装丁が違うものの、刷り直し前と刷り直し後のデジオフセット版の装丁自体はどちらもまったく同じなので、パッと見では区別がつかないのでは…?となり、自宅にある感熱シールラベルプリンタで急遽作ったものでしたが、案外良い感じにできたかも…?

ついでにこれはイベント当日に差し入れとして配っていた一次創作のマンドラくんお菓子箱。
以前からパッケージ印刷ができる所で差し入れ用の簡易的な組み立てケースを度々作っていたのですが、巾着型のパッケージが可愛くて一度作ってみたいなぁと完成図の形を眺めていたら「留める部分を葉っぱ風にできないかな!?」と急に閃いて、一次創作キャラで作ったものでした。

角度違いだとこんな感じ。
本来は左右に来る部分を顔にして手前という事にしたので、他の部分が無地だと少し寂しいかな?と思い、イラストも入れてみました…が、ちょっと大きかったかも!?封をする時に曲がる部分がどうなるかまで想定できてませんでしたァーッ!

という訳で、今回の新刊とノベルティ関係の自己満足装丁レポートでした!
今後の皿オンリーが現状ないという事もあり、暫くはリアルイベントへの参加予定などもないので、今後のサークル活動はWEBイベントにチラホラと参加している感じになると思います。

毎年のように「今年こそ一次創作を頑張りたい!」と言っているので、暫くの間は一次創作の方にも力を入れたいなぁ…と、4月20日の3D会場形式のオンラインイベントと4月27日のオールジャンル便箋中心WEBイベントに一次創作スペースで申し込んでみましたが、余裕があったら二次創作でも何か出せるかな?という感じでちまちまと準備中という今日この頃です!

印刷や装丁のレポートを含む備忘録の過去ログは「記録帳」のカテゴリからもご覧頂けます。

Re:Message

以下、頂いたメッセージのお返事です。

サイト周年&誕生日祝いのメッセージを下さった方

留衣さん、こんにちは!そして素敵すぎる贈り物を頂いてしまい…!?
何度も眺めてはニヤニヤしている所です…わーッ!わーッ!ありがとうございます!
こちらの件に関しては改めてお礼に伺いたいので別途メッセージをお送りさせて頂きたいです…!

雑記の方もいつも読んで頂いている上に暖かいお言葉を頂き恐縮です。
マンドラお菓子箱、本来は画像のイラスト部分が正面になるので箱の向きが違うのですが、
箱を留める部分の形状を葉っぱに見立てる構図にしたくて側面に顔のパーツを入れたら
思いのほかマンドラっぽい形の巾着パッケージになったので
平面から完成図を予想して試行錯誤しながら作るのもちょっと楽しかったです。
おわーッ!他のものにもお褒めのお言葉を頂き光栄です!ワーイ!

こちらこそ、久し振りに留衣さんからメッセージを頂けて嬉しかったです!
また改めてこちらからもご挨拶に伺わせて頂きますね…!

ほか、拍手だけ押して下さった方もありがとうございました!

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野マンドラ&マンドラ茸アクリルキーホルダー

一次創作の野マンドラとマンドラ茸のアクリルキーホルダーです。
自分用に作った物ですが、最少ロットでも余る上に予備まで付けて頂いてたのでコソッと頒布物として並べてみました。特殊アクリルを使用したナスカン付きキーホルダーです!


デザイナーさんにロゴを作って頂きましたレポート

以前からS_D様(@s_design33)が制作されている色々なロゴや装丁デザインを拝見していて、いつか私もこういう感じのロゴを作ってみたい…!と思っていたものの、毎回すぐに枠が埋まってしまい、なかなか機会がなく…と思いきや、運良くオーダー枠がとれまして…!
今回は受付開始から2分で200枠埋まる規模だったので思わずガッツポーズしてしまいました。

そんな訳で、この度ロゴを作って頂きまして、その際にロゴのオーダーから完成までの流れ諸々をレポートさせて頂く許可も頂いたので、ご紹介したいと思います。

まずは依頼するにあたって、今まで目標にしつつもなかなか思うような形にする事ができていなかった一次創作用にロゴを作る事を考えていました。デザイナーさんにロゴを依頼するのが初めてなので、予め可能な範囲をお伺いしてからオーダーシートを制作して打ち合わせする流れでした。

一次創作のマスコットキャラをベースにしたデザインも可能との事だったので、サイト上でもよく使用しているこのアイコンのマンドラゴラをベースにしたロゴを依頼する事にしました。

これが実際にお送りしたオーダーシートです。
サークル名の由来なども大切にされている印象だったので、今回はサークル名(または執筆名義)の意味や由来は特に気にしないでデザインして頂きたいという内容と、ファンタジー系の一次創作用のロゴとして「一次創作キャラの野マンドラ(マンドラゴラ)」「葉っぱと木の実のリース」を予めイメージしている旨をお伝えしました。

こちらが上記のオーダーシートを元にデザインして頂いたロゴのラフ案。
うわー!どれも可愛い…!イメージしていた葉っぱと木の実のリースだけでなく、マンドラゴラの叫び声をデザインとして取り入れている感じも素敵で1つに絞れず、特に左上と右下で悩む事に…!
イメージしていた通りのデザインは左上なのですが、右下のワインのラベルみたいなデザインも凄く素敵で…しいて言うなら、ロゴとして使う時は横長の方が使いやすいかも…それなら左下も捨て難いし、マンドラゴラの特性としては右上も…と余計に絞れなくなってしまったため、悩みに悩んで最終的に左上に決めました。

…が、もしも同時に2点ご依頼が可能なら、左下の横長ロゴの装飾枠の部分だけ右下と同じデザインにしたものも一緒にオーダーする事はできないかとおそるおそるお伺いしたところ、快くOKを頂きまして、この2点でお願いする事にしました。

そして後者の追加オーダーで調節して頂いた横長ロゴのラフ修正案。
わーっ!これ、これです!イメージ通り…!縦長のワインラベルっぽさも捨て難かったのですが、実際に使う事を想定した時にサークル名が収まる事を考えると、あの枠の装飾で横長バージョンのロゴがあったら使いやすそうだなぁと思っていたので、思い切って尋ねてみて良かったです。

そして完成した清書とフォントのパターンがこちら!
葉っぱに影が入っているものは、こちらの方が良ければ他のフォントのパターンと組み合わせても可能な案との事でした。後述の長丸の方のロゴがベタの装飾枠だったので、こちらの円形ロゴの方はそのままベタなしで、可愛いフォントとのバランスが気に入った右下でお願いしました。

個人的なフォントの好みで言えば右上もオシャレで捨て難かったのですが、使い方によってはCとGの見分けがつかないかも…?となり無難なフォントを選びました。

こちらは追加でお願いした長丸の方のロゴの清書とフォントのパターン。
ご依頼の際に伝えそびれてしまっていたのですが、サークルやサイト名のアルファベットは大文字で統一していた事もあり、上側の2つで悩みつつも、下の筆記体っぽいフォントもお洒落だし、横のネオンっぽいフォントもロゴと合っていてちょっと揺らいじゃいました。

パッと見の印象では円形の方と同じフォントを使っている右上のロゴのバランスが好きで可愛いと思っていたのですが、ベタの多い装飾枠には左上のフォントもいいなぁ!となかなか決められず、左上のロゴのマンドラゴラとフォントの位置をもう少しだけ上にずらせれば自分の理想のバランスになるかも…?と少しだけ位置を調節して頂けるかご相談。

で、快く位置調節して頂いて最終的に決定した2つのロゴがこちら!
んわーッ!素敵!こうして見るとフォントは揃えず別々にして正解だったかも…!?

…と、そんな訳で、これにて完成&納品です。

ロゴの加工や編集など、予め可能な範囲を色々と伺っていたので、カラー版も作ってみました。
また細部調節するかもしれませんが、色合い的にはこんなイメージかな…!

早速どちらもコソッと使用してまして、最初の円形のロゴは当サイトのOGPに設定してあります。
まだちょっと旧ツイッターカードのキャッシュが残っているのかOGP情報の更新をかけても実際には反映されていなくて未確認状態なのですが、OGPの更新ができている事は確認したのでそのうち新しいものが表示される…はず!

長丸の方のロゴはBOOTH内の匿名配送オプションのサムネイルに使用しています。丁度ツイッターカードでは文字の部分が隠れてロゴの部分だけサムネイルになるように調節したので、良い感じにロゴだけ出るようになっているはず…!

やっぱりデザイナーさんに作って頂いたロゴの方が見栄えが良いですね!
僭越ながら自分も細々とデザイン関係でお手伝いなどする機会があったりするのですが、まだまだ経験不足で未熟なので大変勉強にもなりました。自分にはない発想ばかりで新鮮!

改めまして、今回ロゴの制作&レポート等の許可を下さったS_D様、ありがとうございました!
よーし、これを機に毎年の如く目標にしている一次創作も形にできるよう頑張るぞーッ!

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別途オプションとして匿名配送(BOOTHあんしんパック)にも対応致しました。
ご注文品と一緒に「匿名配送オプション」をカートに入れて頂く事で匿名配送が適用されます。

大変恐縮ですが、BOOTH側のシステム仕様上の関係で送料とは別に100円が最低価格となるため、手数料としております。予めご了承ください。送料は一律370円+手数料となります。
匿名配送に関する詳しいご案内は こちら をご参照くださいませ。


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雨降る記憶の景色[さらざんまい:レオマブ本]


新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:現在予定なし

8月20日のSUPER COMIC CITY 関西29の皿オンリー合わせで作った新刊の小説本です。
当初はイベント参加が連続していた事もあって皿で新刊を出す予定はなく、遠征が難しい事もありイベント自体は申し込んでいなかったのですが、やっぱりせっかくの皿オンリーなので突発で何か出したいな…と思い立って唐突に発行した本です。

今のところはイベント頒布なしの通販のみの本となっておりますが、既に在庫が残り僅かなので、来年3月に参加を予定している皿オンリーに持って行けるか微妙な感じです/^o^\

単品でも読める内容なので本自体は続き物のストーリーではありませんが、去年の12月に発行した幼少期レオマブ小説本「想い出の小さな箱庭」の続編的なもので、文庫サイズにしてデザインなども揃えてみました。今回は色々な時系列で雨と花をテーマにした内容です。

という訳で、またまた自己満足な装丁レポート雑記です。

表紙の特殊紙や遊び紙は以前に出した文庫本の色違いにしてみました。
前回の表紙はディープマットのブラックでしたが、今回は少し紫がかった濃い色の紙、マルベリーです。遊び紙の方は雨と紫陽花をイメージして水色の江戸小染はな、うすあいにしました。
本文は以前に使った書籍用紙70kgで丁度良かったので、前回の文庫本と同じです。

ちょっと失敗したなぁと後から気付いたのは、この中表紙(と奥付)の飾り枠の配置。前回の本とお揃いにしていたのですが、前回の本は上下にはみでた花の装飾があったのでバランスがとれていたものの、今回はほぼ枠のみなので、上下左右にある空白のバランスが悪くなってしまいました。
閉じ部分で隠れないようにとノドの部分に空白を入れていたのも余計に仇となってしまい…!

こちらは今回の新刊にお付けしていたノベルティ、短いお話を1本収録したコピー本です。
当初は予約受付から発送まで大分お待たせしてしまう形になってしまったお詫びの予約特典として作っていたのですが、思いのほか本編の補完のようなアフターストーリーになってしまったので、おまけ本のノベルティとして今回の新刊のご注文には全てお付けする事にしました。

自前のレーザープリンター出力なので、ちょっと凝ったコピー本にしたいなぁと特殊紙や遊び紙の型抜き加工もしてみました。遊び紙の加工は既刊「さらあつめ回顧録」でやっていた遊び紙の自前加工と同じものです。

今回は通販向けの突発本なので少部数だったとはいえ、それでもそこそこの量があるので出力から製本や加工が大変でした…が、これもコピー本の醍醐味!

背表紙は前回の文庫小説本と並べるとこんな感じです。
偶然にもページ数が同じになったので良い感じに色違いの続編っぽくなりました…が、前回の文庫本と並べると今回の背表紙は縦のセンタリングっぽい感じになってしまったので、もう少し位置を上に調節できたら良かったなぁ…惜しい!

こちらは新たに予約特典としてご用意した挿絵ペーパーと栞です。
どちらも自前レーザープリンター出力をカットして作ったお手製ノベルティですが、栞の方は前回の文庫小説本のノベルティで付けていた栞とお揃いになるデザインにしてみました。画像だと少し判りにくいのですが、栞はモダンクラフトという厚めで濃いクラフト紙に印刷しています。

今回の表紙絵も前回の文庫小説本と同様に濃い色の紙に白印刷+カラー印刷という印刷形式で、絵のベースは線画ではなくシルエットになっています。

目の部分も絵ではなく白版を型抜きしたようなものなので、思っていたよりも実物は細くなってしまいましたが、これは印刷所側で紙の色に負けないように白インクを重ねて刷って濃い白を出しているみたいなので、白版の部分が少し太めに出る仕様が影響しているのかな?と思います。
(その影響もあって、本来は印刷所側で若干縮小して印刷するそうなのですが、私の場合は過去に細い線が出ない事があったので、いつも縮小なしでお願いしています)

そんな感じで、今回の装丁レポートでしたっ!
次に皿でイベント参加する予定は来年3月のオンリーになると思うので、暫く新刊などは出せないと思いますが、気になるオンリーがあれば突発でor一次創作辺りで何か出してるかもしれません。

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同人作家 新星先生[さらざんまい:同人パロ軸レオマブ本]


新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:とらのあな様

6月25日のJUNE BRIDE FES 2023(あれ俺のマブ JB2023)の合わせの新刊です。
前回の5月3日に発行したオールキャラ同人パロ本 の前日譚レオマブside的なスピンオフ本ですが、設定が共通している程度で、この本単品でも読めるようになってはいる感じの内容です。

今回は5月の失敗も含めて予め印刷所や装丁の代替案など考慮しながら進めていたのですが、何とか〆切に間に合わせて予定していた装丁で出せました…が!毎度の如くペラッペラな薄い本!
もうこればかりは変に拘って落とすより、ページ数を削ってでも出す方で妥協している次第です。一度そこで諦めると永遠に出ない気がするので勢いがあるうちに完成させたい…!

次のイベント予定は早くても来年3月の皿オンリーなので、暫くはオフライン活動以外の事にも力を入れたいなぁと思います。8月の皿オンリーはインテ開催で参加が難しいので/^o^\

そんな訳で、ついでの如く今回の新刊の自己満足装丁レポートです。

表紙はジパング(インカゴールド)で、金色のキラキラした紙に白版+カラー印刷です。
今回は同人パロ設定なので、表紙もサークルカット風に…画像だとちょっと解り難いですが、枠の外の装飾斜線が入っている部分が白版なしの紙の地の色でキラキラしてます。

拡大画像の方が金色の紙のキラキラ感が伝わるかな!?
PP加工をしていても良い感じに紙のキラキラ感が残っていて良かったです。

遊び紙は灰色の和紙っぽい雰囲気の紙、里紙(ねずみ)です。
画像だと遊び紙だけ少し濃くて黒っぽく見えるのですが、実物はもう少し薄めの灰色です。
表紙の金色と遊び紙の灰色でレオマブの髪の毛の色も意識していたりします。

本文のモンテシオンにC+Y二色刷りはこんな感じ。
シアンとイエローを混色風にして緑&黄緑のライムグリーンっぽい二色刷りにしてみました。

二色刷りは片方に黒を入れるとどうしても緑が表現できなくて、K+Yの混色でくすんだ抹茶っぽい色にするのが限界だったのですが、原色っぽくなりそうな懸念があって見送っていたC+Yをうまく調節できればいけるかも?と今回試してみました。モンテシオンとの相性も良さそう…!

こちらは新刊のノベルティとして付けていた箔押しフォトカードです。
箔押しの関係で入稿が本より大分早かったので、月初めで一番最初に入稿したのがこれでした。
今は疑似箔押しとか色々できますが、箔押し特有のこの凹凸感が好きなので満足です。

このノベルティ、一応新刊の内容と時系列が繋がっていて、本文のお話のその後…的なイメージで作ったものなので、あえて最後のページに挟みました。気付いてもらえたらいいなー!

という訳で、今回の自己満足装丁レポートでした。
次の本でも使った事がない紙とか加工とか試してみたいなぁと目論みつつ…!

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Asakusa Circle Life[さらざんまい:オールキャラ同人パロ本]
カッパのカトラリーセット


新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:とらのあな様

5月3日のSUPER COMIC CITY 30 -day1-(超禁秘Relations 2023)の合わせの新刊です。
今回は好き勝手な設定満載の同人パロ軸でオールキャラ本です。

前回の日記 でもチラっと書いた通り、皿では10冊目になる本だったので装丁を少し凝りたかったのですが、入稿予定の印刷所が早めの段階でパンクしてしまった関係で〆切が前倒しになり、ページ数を減らしたりと試行錯誤しながら何とか間に合った…と思いきやタッチの差で間に合わず、結局イベント直後の納品になる見込みになってしまった事と、新刊がないのも寂しいので急遽イベント限定のオンデマンド版も刷って…という、いつも以上に慌ただしい入稿でした。

…で、この話にはその後のオチもありまして、印刷所の方で間に合わせて下さったのか、イベント当日に会場最寄りの宅配営業所へ受け取りに行けば、もしかしたら本来の装丁の新刊が間に合うかも!?という状況になりまして、諦めきれず欲が出てしまったのが因果応報の始まり…当日は早めに会場へ向かったものの、GWの配送遅延で午前中に届くはずの荷物がお昼頃になり、途中で抜けて受け取れた事は受け取れたのですが、新刊の頒布のみ12時になってしまうという大誤算/^o^\

もしかしたら本来の装丁の新刊が間に合うかも!?と午前中はオンデマンド版の頒布を出し渋ってしまっていたので、もはや何のためにオンデマンド版を刷ったのか…という凄まじい判断ミス…!
ありがたい事にどちらの装丁も欲しいと両方お手に取って下さる方もチラホラいらしたのですが、オンデマンド版を持っていらっしゃる方はめちゃくちゃレアです状態になりました。

そんな訳で、色々あった今回の新刊の自己満足装丁レポートです。
※ カメラの自動補正の関係で、画像ごとに色味が異なって見えるのは仕様です。

表紙はいつかやってみたかったホログラムPP加工!
模様のあるホログラムも可愛かったのですが、表紙絵が見え難くなってしまうという欠点もあったので、粒々のラメのようなタイプのホログラム(ストーム)にしてみました。

表紙の紙は裏面が緑色のファンタス(ハッパ)で、遊び紙は前後で色の違うトレペです。
本当は緑・黄色・白でケッピ&カッパの色!というイメージにしたかったのですが、黄色のクロマティコが使えなかったので代用でオレンジになりました…でも、作中に出てくるニャンタローの色でもあるのと、緑色との相性も良さそうだったので、これはこれで良かったのかも…?
画像のセリフでもちょっと見える通り、トレペのネタがあるのでトレペにしたかったのでした。

おまけペーパーは今回ページの予定を大幅に削ってしまったので、描き切れなかった小ネタ漫画になっています。表面がトリオ+誓、裏面がレオマブ+カワウソの漫画です。

本文は既刊でもちょこちょこ使っている抹茶のような混色インク風(K+Y)の二色刷りです。
オリンパスクラフトに使うと色の見え方はどうなるかな?と思い使ってみたのですが、レトロ調になって良かったです。混色風でも黒ベタがあると二色刷りって解り易いですね!

カラー口絵2ページは表紙の差分とキャラクター紹介になっています。
表紙をホログラム加工にしたので絵が見えにくいかな?と別パターンも入れてみたのですが、後述のオンデマンド版だと違いがあまりなくて意味のないページになってしまった気がします…oh…。

こちらがノベルティの架空イベントチケット風しおり。
同人パロの本を作るなら絶対やりたい!と思っていたノベルティでした。本文の内容に合わせて、該当するキャラクターの名前も入っています。

本当は切り取り線も自前加工で準備していたのでやりたかったのですが、全てのノベルティに加工する作業がなかなか難しかったので、通販のおまけでお付けする程度になりました。もしイベントで欲しい方がいらしたら、ノベルティに余りもあって準備できるのでお声がけ下さい…(小声)

せっかくなので、オンデマンド版の方との比較も!左がデジオフセット、右がオンデマンドです。
オンデマンドの方はデジオフセットとは別の印刷所で刷ったものです。

並べるとデジオフセット版の表紙がホログラム加工の影響でオンデマンド版より少し色が薄く見えますが、実際はもう少し濃い色です。逆にオンデマンド版の方はPP加工をしている事もあって元のデータより少し濃いめかな?という感じですが、これはこれで良いと思います!

オンデマンド版の表紙はよく使うミランダです。今回は少しクリームがかったスノーホワイトの方ではなく、スノーホワイトより白いホワイトの方を使いました。真っ白なのがホワイト、乳白色なのがスノーホワイトで名前とイメージが逆なので、ちょっと間違えやすそう?

あと、ミランダにPP加工を試してみたくて今回選んだのですが、ミランダにPP加工良いですね!PP加工してもちゃんとラメが見える…!またやってみたい!

遊び紙は前のみで蔦のような柄が可愛いTS-10 タントセレクト N-9です。
タントセレクト系、好きな紙なのですが、いつの間にか廃盤色が多くなっていて寂しい…。
デザイン裏刷り付きのセットを使っていたので、オンデマ版のみ裏刷りありでした。
ミランダだと裏面もキラキラしているので可愛い感じになりますねぇ…!

本文は単色刷りでピーコックブルーです。
ブルー系のインクが本文に使えるセットなので青緑っぽい色を選んでみたのですが、少しオンデマ特有のテカりがあるものの、思っていたより緑色に近い色で良かったです。

実はオンデマンド版にも付けていたノベルティ…オンデマンドで刷り直したものなので、デジオフセット版と並べてみました。使っている紙はどちらもサテン金藤というマット系の紙です。
オンデマ版はちょっと彩度が高くなって黄色が強いかな…?

ついでにこちらは同じイベント合わせで出していたカトラリーセットです。
デフォルトカラーが緑だったので、ジャンルカラー的にも丁度いいなー!と作ってみました。
白インクが良い感じで、本体カラーとの配色がお気に入りです。

中身はこんな感じで、組み立て式の箸とスプーンとフォークが付いています。
ボールチェーンも付属しているので、ケースの穴と繋げてキーホルダー風にする事もできます。

そんなこんなで、今回の自己満足レポートでした!
次の参加イベントは6月25日の併催CPオンリーのレオマブオンリーなので、6月の新刊は今回みたいな事がないように早めに脱稿して余裕入稿を目指したい!…本当かなぁ!?

印刷や装丁のレポートを含む備忘録の過去ログは「記録帳」のカテゴリからもご覧頂けます。


#超エアブー230505の展示品ログ

5月5日に参加していたエアブー、10日に書き下ろしの幼少期レオマブSSの展示物を追加していたのですが、開催終了が11日という事もあり、数日だけの公開になってしまったので、暫くはこの雑記からも閲覧できるようにひっそりと置いておきます。

幼少期レオマブ小話「雨露に咲く花」
※ 上記リンクは外部サイト掲載による検索避け対策でパスワード制になっておりますので、閲覧の際はお手数ですが公開していたエアブーの開催日である「0505」をご入力ください。

Re:Message

以下、5月5日から開催されていたエアブーの方で頂いたメッセージのお返事です。
イベント期間中に自サークル内のページ上でお返事していたのものと同じですが、該当のサークルページが期間限定公開となる仕様のため、こちらにもログを残しております。

5月8日に新刊の感想を下さった方

新刊、お手に取って頂きありがとうございました!
いつも以上に割とやりたい放題な設定だったので内心ドキドキでしたが、
楽しんで頂けたとの事でホッとしております…暖かいお言葉までありがとうございました!
(装丁違いの方にもコメントを頂けて嬉しいです…!)

壁サークルのKOOL&よく隣になるカワウソ帝国の設定や悠くんとゆりかもめ、
真武のズレた反応の辺りは私も描いていて楽しかったので触れて頂けてフフッとなりつつ、
ペーパーの小ネタ漫画にまで嬉しい感想を頂けて幸せです。

わーい、ありがとうございます!6月の俺マブも参加予定なので嬉しいです!
今回の新刊と設定が繋がっている前日譚的なレマの話が描けたらなーと思っているので
また気が向いた時にでも足を運んで頂けたら嬉しいです。
こちらこそ、この度はエアブーにもお立ち寄り頂きありがとうございました…!

5月10日に展示SSの感想を下さった方

こちらこそ、読んで頂きありがとうございます!
自覚する前の話は以前に書いていたので、今回は自覚し始めた頃にしてみました。
幼少期の二人はこういうエピソードばかり書きたくなってしまい…!

クイーンマブ、ケルト神話におけるメイヴと同等とも言われる妖精の女王が元ネタなので
偶然だとは思うのですが、何か繋がりがありそうな名前で私もオッとなってました!
個人的にはマブダチの語源と言われている真実・本物・美しいという意味を持つ「マブ」と
世界初の人工心臓「アクツハート」の開発者の阿久津氏が由来なのかな?
…と思っているのですが、マブという名前にも色々な意図がありそうですよね…!

他にも本文の色々な描写や要素にも暖かいお言葉を頂き恐縮です。
未完成のお蔵入りプロットからエアブー展示用に続きを試行錯誤して書き下ろした話なので
思い切って書いてみて良かったです!
また細々と活動していると思いますので、気が向いた時にでも覗いて頂ければ幸いです。

ほか、拍手だけ押して下さった方もありがとうございました!

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