下記の頒布物を BOOTH に追加しました。
Asakusa Circle Life[さらざんまい:オールキャラ同人パロ本]
カッパのカトラリーセット

新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:とらのあな様
5月3日のSUPER COMIC CITY 30 -day1-(超禁秘Relations 2023)の合わせの新刊です。
今回は好き勝手な設定満載の同人パロ軸でオールキャラ本です。
前回の日記 でもチラっと書いた通り、皿では10冊目になる本だったので装丁を少し凝りたかったのですが、入稿予定の印刷所が早めの段階でパンクしてしまった関係で〆切が前倒しになり、ページ数を減らしたりと試行錯誤しながら何とか間に合った…と思いきやタッチの差で間に合わず、結局イベント直後の納品になる見込みになってしまった事と、新刊がないのも寂しいので急遽イベント限定のオンデマンド版も刷って…という、いつも以上に慌ただしい入稿でした。
…で、この話にはその後のオチもありまして、印刷所の方で間に合わせて下さったのか、イベント当日に会場最寄りの宅配営業所へ受け取りに行けば、もしかしたら本来の装丁の新刊が間に合うかも!?という状況になりまして、諦めきれず欲が出てしまったのが因果応報の始まり…当日は早めに会場へ向かったものの、GWの配送遅延で午前中に届くはずの荷物がお昼頃になり、途中で抜けて受け取れた事は受け取れたのですが、新刊の頒布のみ12時になってしまうという大誤算/^o^\
もしかしたら本来の装丁の新刊が間に合うかも!?と午前中はオンデマンド版の頒布を出し渋ってしまっていたので、もはや何のためにオンデマンド版を刷ったのか…という凄まじい判断ミス…!
ありがたい事にどちらの装丁も欲しいと両方お手に取って下さる方もチラホラいらしたのですが、オンデマンド版を持っていらっしゃる方はめちゃくちゃレアです状態になりました。
そんな訳で、色々あった今回の新刊の自己満足装丁レポートです。
※ カメラの自動補正の関係で、画像ごとに色味が異なって見えるのは仕様です。

表紙はいつかやってみたかったホログラムPP加工!
模様のあるホログラムも可愛かったのですが、表紙絵が見え難くなってしまうという欠点もあったので、粒々のラメのようなタイプのホログラム(ストーム)にしてみました。

表紙の紙は裏面が緑色のファンタス(ハッパ)で、遊び紙は前後で色の違うトレペです。
本当は緑・黄色・白でケッピ&カッパの色!というイメージにしたかったのですが、黄色のクロマティコが使えなかったので代用でオレンジになりました…でも、作中に出てくるニャンタローの色でもあるのと、緑色との相性も良さそうだったので、これはこれで良かったのかも…?
画像のセリフでもちょっと見える通り、トレペのネタがあるのでトレペにしたかったのでした。
おまけペーパーは今回ページの予定を大幅に削ってしまったので、描き切れなかった小ネタ漫画になっています。表面がトリオ+誓、裏面がレオマブ+カワウソの漫画です。

本文は既刊でもちょこちょこ使っている抹茶のような混色インク風(K+Y)の二色刷りです。
オリンパスクラフトに使うと色の見え方はどうなるかな?と思い使ってみたのですが、レトロ調になって良かったです。混色風でも黒ベタがあると二色刷りって解り易いですね!
カラー口絵2ページは表紙の差分とキャラクター紹介になっています。
表紙をホログラム加工にしたので絵が見えにくいかな?と別パターンも入れてみたのですが、後述のオンデマンド版だと違いがあまりなくて意味のないページになってしまった気がします…oh…。

こちらがノベルティの架空イベントチケット風しおり。
同人パロの本を作るなら絶対やりたい!と思っていたノベルティでした。本文の内容に合わせて、該当するキャラクターの名前も入っています。
本当は切り取り線も自前加工で準備していたのでやりたかったのですが、全てのノベルティに加工する作業がなかなか難しかったので、通販のおまけでお付けする程度になりました。もしイベントで欲しい方がいらしたら、ノベルティに余りもあって準備できるのでお声がけ下さい…(小声)

せっかくなので、オンデマンド版の方との比較も!左がデジオフセット、右がオンデマンドです。
オンデマンドの方はデジオフセットとは別の印刷所で刷ったものです。
並べるとデジオフセット版の表紙がホログラム加工の影響でオンデマンド版より少し色が薄く見えますが、実際はもう少し濃い色です。逆にオンデマンド版の方はPP加工をしている事もあって元のデータより少し濃いめかな?という感じですが、これはこれで良いと思います!

オンデマンド版の表紙はよく使うミランダです。今回は少しクリームがかったスノーホワイトの方ではなく、スノーホワイトより白いホワイトの方を使いました。真っ白なのがホワイト、乳白色なのがスノーホワイトで名前とイメージが逆なので、ちょっと間違えやすそう?
あと、ミランダにPP加工を試してみたくて今回選んだのですが、ミランダにPP加工良いですね!PP加工してもちゃんとラメが見える…!またやってみたい!

遊び紙は前のみで蔦のような柄が可愛いTS-10 タントセレクト N-9です。
タントセレクト系、好きな紙なのですが、いつの間にか廃盤色が多くなっていて寂しい…。
デザイン裏刷り付きのセットを使っていたので、オンデマ版のみ裏刷りありでした。
ミランダだと裏面もキラキラしているので可愛い感じになりますねぇ…!

本文は単色刷りでピーコックブルーです。
ブルー系のインクが本文に使えるセットなので青緑っぽい色を選んでみたのですが、少しオンデマ特有のテカりがあるものの、思っていたより緑色に近い色で良かったです。

実はオンデマンド版にも付けていたノベルティ…オンデマンドで刷り直したものなので、デジオフセット版と並べてみました。使っている紙はどちらもサテン金藤というマット系の紙です。
オンデマ版はちょっと彩度が高くなって黄色が強いかな…?

ついでにこちらは同じイベント合わせで出していたカトラリーセットです。
デフォルトカラーが緑だったので、ジャンルカラー的にも丁度いいなー!と作ってみました。
白インクが良い感じで、本体カラーとの配色がお気に入りです。

中身はこんな感じで、組み立て式の箸とスプーンとフォークが付いています。
ボールチェーンも付属しているので、ケースの穴と繋げてキーホルダー風にする事もできます。
そんなこんなで、今回の自己満足レポートでした!
次の参加イベントは6月25日の併催CPオンリーのレオマブオンリーなので、6月の新刊は今回みたいな事がないように早めに脱稿して余裕入稿を目指したい!…本当かなぁ!?
印刷や装丁のレポートを含む備忘録の過去ログは「記録帳」のカテゴリからもご覧頂けます。
#超エアブー230505の展示品ログ
5月5日に参加していたエアブー、10日に書き下ろしの幼少期レオマブSSの展示物を追加していたのですが、開催終了が11日という事もあり、数日だけの公開になってしまったので、暫くはこの雑記からも閲覧できるようにひっそりと置いておきます。
幼少期レオマブ小話「雨露に咲く花」
※ 上記リンクは外部サイト掲載による検索避け対策でパスワード制になっておりますので、閲覧の際はお手数ですが公開していたエアブーの開催日である「0505」をご入力ください。
Re:Message
以下、5月5日から開催されていたエアブーの方で頂いたメッセージのお返事です。
イベント期間中に自サークル内のページ上でお返事していたのものと同じですが、該当のサークルページが期間限定公開となる仕様のため、こちらにもログを残しております。
5月8日に新刊の感想を下さった方
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新刊、お手に取って頂きありがとうございました!
いつも以上に割とやりたい放題な設定だったので内心ドキドキでしたが、
楽しんで頂けたとの事でホッとしております…暖かいお言葉までありがとうございました!
(装丁違いの方にもコメントを頂けて嬉しいです…!)
壁サークルのKOOL&よく隣になるカワウソ帝国の設定や悠くんとゆりかもめ、
真武のズレた反応の辺りは私も描いていて楽しかったので触れて頂けてフフッとなりつつ、
ペーパーの小ネタ漫画にまで嬉しい感想を頂けて幸せです。
わーい、ありがとうございます!6月の俺マブも参加予定なので嬉しいです!
今回の新刊と設定が繋がっている前日譚的なレマの話が描けたらなーと思っているので
また気が向いた時にでも足を運んで頂けたら嬉しいです。
こちらこそ、この度はエアブーにもお立ち寄り頂きありがとうございました…!
5月10日に展示SSの感想を下さった方
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こちらこそ、読んで頂きありがとうございます!
自覚する前の話は以前に書いていたので、今回は自覚し始めた頃にしてみました。
幼少期の二人はこういうエピソードばかり書きたくなってしまい…!
クイーンマブ、ケルト神話におけるメイヴと同等とも言われる妖精の女王が元ネタなので
偶然だとは思うのですが、何か繋がりがありそうな名前で私もオッとなってました!
個人的にはマブダチの語源と言われている真実・本物・美しいという意味を持つ「マブ」と
世界初の人工心臓「アクツハート」の開発者の阿久津氏が由来なのかな?
…と思っているのですが、マブという名前にも色々な意図がありそうですよね…!
他にも本文の色々な描写や要素にも暖かいお言葉を頂き恐縮です。
未完成のお蔵入りプロットからエアブー展示用に続きを試行錯誤して書き下ろした話なので
思い切って書いてみて良かったです!
また細々と活動していると思いますので、気が向いた時にでも覗いて頂ければ幸いです。
ほか、拍手だけ押して下さった方もありがとうございました!