下記の頒布物を BOOTH に追加しました。
繋いだ手と輝く未来[さらざんまい:生存IF軸レオマブ本] ※R-18
新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:とらのあな様
8月13日の夏コミ合わせの新刊、10皿後生存IF軸のレオマブ本です。
7月24日のレオマブオンリーでは試し読み準備号として発行していた本の完全版になります。
(申し訳程度の描写ですが、完全版の方のみR-18指定になりますのでご注意ください)
レオマブオンリーが7月24日の玲央の誕生日にあるので何とかそちら合わせで出したかったものの間に合わず、それでも何か新しいものは出したい…と足掻いた結果、試し読み準備号として発行、先日の夏コミ合わせで改めて完全版として発行する形になりました/^o^\
準備号はオンデマンド印刷、完全版はデジタルオフセット印刷だったのですが、それぞれ特殊紙や装丁は違うものを使ってみたので、今回はその比較も兼ねての装丁レポートも残しておきます!
まずはデジタルオフセットで刷った夏コミ新刊の完全版の表紙!
グリッターペーパーというグリッター調のラメが特徴的な特殊紙を使用しました。
画像で伝わりますかね…!?
これがまたラメが凄くてキラッキラ…!ラメの部分がザラザラしていて手触りも面白かったです。
ラメ調の特殊紙は濃い色の部分のラメが潰れて隠れてしまうケースが多いのですが、この紙は濃い色の部分までちゃんとキラキラしているほどラメ感が凄かったです。
そしてこちらはオンデマンドで刷った準備号の方の表紙です。
ミランダ スノーホワイトという、同じくラメ調の特殊紙を使用しているのですが、写真の画像だと判り難くなってしまいました…右側の小さな粒々とした光沢の部分がラメです。
グリッターペーパーと比べるとラメは濃い色で隠れてしまうのですが、上品な感じのラメで、これはこれで高級感のある(実際に紙の単価もお高い)紙でお気に入りの紙のひとつです。
以前発行したレンエミアンソロジーのカバーにも使用していました。
ミランダは裏面もこんな感じになっていて、両面ともキラキラしています。
グリッターペーパーの方はラメが入っているのは表面のみ、裏面はマットな感じです。
並べて比較するとこんな感じ。絵自体は同じデータですが大分違いますね!?
左側はデジオフ印刷(グリッターペーパー)、右側はオンデマンド印刷(ミランダ)です。
同じ白でもグリッターペーパーは青白く、ミランダはクリーム寄りの白なので、紙の元の色も影響していると思いますが、同じデータでも特に玲央の褐色肌が全然違う感じになりますね…!
オンデマのカラーはオンデマンド特有のテカりがあったりしてインクの質感も相俟ってデジオフの方が全体的に綺麗なのですが、元データの色味に近いのはオンデマンドかなぁ…と思います。
ただ、使っている印刷所がデジオフ印刷のブルー系のインクが特殊なのもあるので、青緑の部分は凄く綺麗な色になりました。真武の肌と植物の部分はデジオフの方が元データの色に近いです。
裏表紙で比較するとこんな感じです。
この部分はデジオフ印刷の方が元のデータに近い色で、オンデマはちょっと黄ばんだ感じかな?
オンデマ系は出力状況や印刷所によって違ったりするのと、私の色の使い方も影響していると思うので、この辺りの相性は人それぞれかなー?と思います。
結果的に、準備号でオンデマンド印刷のミランダ、完全版でデジオフ印刷のグリッターペーパー&角丸加工にしたのは正解でした…元々タイトルに合わせてキラキラしたラメのある紙が使いたいと考えていたので、差別化できたんじゃないかな!?と思います。
遊び紙は前後で違うものを使っていて、前の方には模様の入ったトレーシング系ペーパーのアートドリープ リズム、後ろの方には無地のクラシコトレーシングFSを使用しています。
前後で違う紙だけど似た雰囲気のもので揃えたい!という事でこんな感じになりました。
準備号の方の遊び紙はクラシコトレーシングFSを前のみに使用していました。
こちらの本文はコミック紙ブルーに黒インクの印刷仕様です。
デジオフ印刷にした完全版の本文はコミック紙クリームに混色インク風(K+Y)の二色刷りです。
K+Yの混色風二色刷り印刷は以前に発行した さらあつめ回顧録の装丁レポート で使っていたものと同じで、本文用紙のみ違います。画像だと色が飛んでしまっているので解り難いのですが、今回はクリーム系のコミック紙を使っているので、全体的にはもう少し薄クリーム掛かった色です。
↑ デジオフ印刷:コミック紙クリームに混色インク風(K+Y)の二色刷り
今はオンデマンド印刷でもパッと見オフセット印刷のようなムラのないマット系のインクで綺麗に刷れる形式のものが増えたのですが、こうして比較してみると結構違いますね…!?
あ、髪の影の有無は完全版で書き足した部分なので印刷が飛んでいる訳ではないです/^o^\
玲央の誕生日かつレオマブオンリー合わせにできなかったのは残念でしたが、今回の夏コミがC100記念で公式ロゴ素材が配布されていたので、せっかくなので新刊の奥付に使ってみました…ゲヘヘ
こちらは新刊のノベルティに付けた両面印刷のポストカードです。
パールスノー プラチナを使用しました。ちょっと硬めなパール系の紙です。
前回 Asakusa Wonderlandの装丁レポート で記載した表紙(シェルルック ツインスノー)と似た紙なのですが、こちらの方がごわごわした硬さがある印象です。
シェルルックは個人的にとても好きな紙なので前回の新刊はそれを承知の上で使用したのですが、実は結構お高めでコストが高くなってしまう特殊紙なので、パッと見は区別がつかない似た系統で比較的リーズナブルな価格帯のパールスノーで代用するのも良いかもしれませんね!
そんな訳で、今回もまた自己満足で綴る装丁レポートでした。
印刷や装丁のレポートを含む備忘録の過去ログは「記録帳」のカテゴリからもご覧頂けます。
Re:Message
以下、7月24日から開催されていたエアブーの方で頂いたメッセージのお返事です。
イベント期間中に自サークル内のページ上でお返事していたのものと同じですが、該当のサークルページが期間限定公開となる仕様のため、こちらにもログを残しております。
ほか、拍手だけ押して下さった方もありがとうございました!