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2025/11/28

下記の頒布物を BOOTH に追加しました。

記憶の箱庭[一次創作:ファンタジー漫画本]

新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:架空ストア様

11月24日に開催されたオリジナル作品オンリー同人誌即売会「コミティア154」の新刊です。

以前の日記で「11月の新刊はイベントが連続している関係で文フリ合わせの文庫小説の続刊、漫画の方は9月のイベントで頒布していた準備号を装丁だけ少し変えて再版の形になってしまうかも…」という告知をしていたのですが、何とか両方頑張ってみようと同時作業で試行錯誤して漫画の方が先に形になりそうだったのと、文章を打つ時は一点集中していないとなかなか進まないという状況もあって、新刊はコミティア合わせの漫画本のみという結果に…!

とはいえ、こちらも本来の装丁がイベント当日に間に合わなさそうだったので、急遽オンデマンド廉価版も刷って、そちらを頒布する形になりました。装丁と印刷形式が違う関係で少しだけお安くなっているバージョンですが、中身自体は同じものです。

そして23日の文学フリマ合わせの新しいものが何もない状態になってしまったので、今回は発行を予定していた文庫小説続刊の冒頭部分だけ掲載した試し読み無料配布本にしました。
こちらは来年1月の創作文芸同人誌即売会「もじのイチ」合わせで発行できればと思います!

そんな訳で、色々ありましたが今回の新刊の装丁レポートです。

表紙は表紙裏印刷がしたかったので両面コート紙のボンアイボリーを使用、そこにグリッターPPと角丸加工を追加しました。以前に使用してお気に入りだったグリッターペーパーのホワイトが廃盤になってしまったので、それに近い装丁にしたいなーと選んでみたのですが、グリッターPP加工が思いのほかグリッターペーパーと質感まで近い感じで良かったです!

グリッターPP、こんな感じでキラキラとしたラメのグリッターが入っているPP加工です。
通常のクリアPPやマットPPとも違って、表面はしっとりザラザラとした質感で手触りが…良い…!
難点は、使用紙にもよると思いますがちょっと反りやすい所ですね。今回は表紙裏印刷もしているので、余計に反りやすくなってしまったのかも…?

本文は厚みのあるモンテルキアにブラウンとピーコックブルーの二色刷りです。
…で、この二色刷りの指定がちょっと特殊で、K+M(CMYKデータの中からブラックとマゼンタのレイヤーだけで代替となる別の色を指定)という形式なのですが、実際の配色や濃度がどんな感じに出るのか完成図が掴めず、大元のデータもピーコックブルーを指定しているマゼンタのレイヤーとブラウンを指定しているブラックのレイヤーのデータが混ざっていて、ブラウンを想定していた主線やベタなど濃い色の部分がブラウンとピーコックブルーが混ざった混色リッチブラック寄りのダークブラウンになってしまいました。ぬおおお、思っていたよりも暗い色!

ただ、データ制作中はブラウンで想定していた主線やベタ部分を黒から変える事ができなかった事もあって、イメージデータの方では黒+淡い青の二色として仮データを制作していたので、そちらに近い感じになったと思います。もう少し濃度を下げたらブラウンっぽくなったのかな?
大元のデータ的にも現時点ではこれ以上は調節が難しい部分でもあったので、これはこれで…!

遊び紙の前部分は「唐牡丹 白藍」というエンボス+金箔っぽい加工がしてある特殊紙。
質感的にはしっとりとした和紙で、画像では判りにくいのですが刺繍っぽく見える筋模様の部分にエンボス加工&金箔の加工があります。うす水色っぽい部分が紙の地の色で、裏面もこの色です。

なんとこの紙、1枚1枚花や葉の模様の部分が違う仕様になっています。正確には花模様の入っている大判の紙を裁断してどの部分が来るのかはお楽しみに…みたいな感じですね!
和紙ですが、色味や模様が好み&今回の本のイメージにも近かったので使ってみました。

遊び紙の後ろ部分はクラシコトレーシングFSです。
元々この本の登場人物の一人であるシャルディアのヴェールのイメージで白トレペ系の紙も入れたかったので、前後で使う予定を変更して後ろのみに使用、前後で違う遊び紙にしてみました。

こちらがイベントで頒布していたオンデマンド廉価版です。
表紙の紙はアラレ模様の入ったエスプリVエンボスのアラレ、本文はオリンパスクラフトにブラック+シアンの二色刷り、中綴じ製本ですが印刷所で製本して頂いたものなので裁断済みの本です。
画像には入っていないのですが、遊び紙は前後に水色の色上質紙(空)を使っています。

全体的に色がちょっと濃い目&選べる紙に制限があるものの、できる限りで本来の装丁に近くなるようにしました…が、ちょっと豪華になったコピー本に近いオンデマンド印刷なので、その分少し安い価格にしたいなぁという事で、廉価版という形で発行しました。
少しだけ在庫があるので、イベント頒布ではどちらか選べるようにしようと思います。
(廉価版の方の通販については今ところ取り扱いは未定ですが、ご希望があれば対応予定です)

何だかんだで11月は上旬に1冊サガフロ2で新刊を出していたので、更に2冊同時発行は元から無謀だったとはいえ、何とか1冊だけでも一次創作の本を形にできたので良かったです!

つ、次こそ文庫小説の方の続刊を…出したい…!

印刷や装丁のレポートを含む備忘録の過去ログは「記録帳」のカテゴリからもご覧頂けます。