下記の頒布物を BOOTH に追加しました。
想い出の小さな箱庭[さらざんまい:幼少期レオマブ本]
新刊の詳細とサンプル
ショップ委託:現在予定なし
12月30日の冬コミ合わせの新刊、幼少期レオマブ本です。
前回の雑記でも予告していた通り、11月のエアブーで公開していたSSを含む幼少期の小話3作品を収録した文庫サイズの小説本になります。
(現在は通販停止中ですが、冬コミ後&年明けの1月5日頃から通販開始予定です)
小説のみの本を出す機会があったら文庫サイズの小さい本で出してみたい…!と思っていたので、今回は新刊でやってみたかった事のひとつが実現できて良かったです…!
元々漫画で描こうと思っていたもののネームがまとまらなくて没にしたお蔵入りプロットを改めて小説として書き起こしたものなので、書きたかったネタを別媒体で形にできたのも良かったです…が、入稿〆切の直前まで文字打ちしていた事もあり、時間の都合上で推敲が甘い部分もチラホラと出てしまった事が反省点でした…小説は繰り返し読み直す時間もないとダメだーッ!/^o^\
そんな訳で、今回の自己満足な装丁レポート雑記です。
今回の本は童話の絵本っぽい雰囲気をイメージしたものにしたいなぁと、白版ベースのシルエットのような枠と絵の表紙にする事だけ決まってました。画像だけだと判りにくいと思いますが、黒い部分は紙の色、白い部分は白印刷のインク部分+カラー印刷という形式になっています。
小説なのでPP加工した方がいいかな?とマットPPにしたら、白印刷が少し判りにくくなってしまったのですが、人物絵は白版のシルエットだけ作って上からカラーで印刷しています。実は目の部分も白版を切り抜いた感じで紙の地の色が出ている形式のものでした!印刷の仕様上、この白インク印刷だと紙の地の色が少し出てしまうようなので、実物はもう少しグレーがかった色の白です。
遊び紙は花柄が可愛い江戸小染はな!表紙にも添えたミモザの花が本文のお話にも関わりがある花だったので、それに合わせて遊び紙も黄色系統の色にしようかな?と考えていたのですが、本文の紙をクリーム系にして、遊び紙の方はあさぎ色にしてみました。結果的にはこちらの色合いの方がバランスが取れたような気がします。
本文の紙は書籍用紙70kgです。小説の場合、ある程度の厚みがある本は薄い紙にした方がめくりやすいと聞いた事があったので、40ページ程度の小説でも90kgだと厚いのかなぁと悩んで70kgの方にしてみましたが、薄すぎる事もなく結果オーライでした!
そこまで厚い本じゃないけれど背表紙タイトルも入れる事ができたので自己満足!
ノベルティの栞はちょいちょい使うお気に入りのラメ系な特殊紙、ミランダです。
小説の内容に合わせたノベルティにしたかったので、ミモザの方がメインの栞です。もう少しだけ押し花っぽい雰囲気にしたかったのですが、それっぽいデザインに編集するのが難しくて断念。
ついでに、こちらは冬コミ無配ノベルティ用のカードカレンダーです。
画像は入稿用のデータではなく、印刷された実物を撮ったものを編集して使っているだけなので、画質がとても荒く見えてしまうのは仕様です…絵柄は前回の新刊の表紙と同じものですが、印刷機の仕様で思いのほか蛍光っぽい鮮やかな色になってしまったので、こちらの彩度が低めの淡い色の方が元データに近いような気がします。
さて、次の本はどんな装丁にしようかなー!?といった所で今回の自己満足装丁レポートでした!
1月1日追記:
白版の説明が解り難かったような気がするので補足を…入稿用データはこんな感じでした!
左側のベタ部分が白インクとして印刷されるため、下地の白版がズレても良いように、カラー側のタイトル文字は白版よりも一周り太い文字になっています。
普通に背景が真っ黒ベタのカラー表紙にした方が早かったのでは…?それはそう。
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